|
普通に雨は降っている・・・ 変な表現の仕方だが、でも、小雨でもなくドシャ降りでもなく、普通に雨は音を立てて降り続ける。そんな雨音を聞きながら、予報通りのこの音にウンザリしながらも、それでも、先へ進みたい!、いや、進まなければ!と言う気持ちが先にたち、今日も4時半には起床していた。そしてやっぱりPC作業、そして自炊と取り掛かり、今日は7時半には準備を終え、この雨でも臆することなく飛び込んで行こうとも思ったのが、しかし、その気持ちに反し、身体はついてこない。そう、一昨日のあの雨の辛さが脳裏を過ぎり、さらには身体にこびりついているかだろう。しばらく雨をただ呆然と見つめ、そしてただ時間だけが流れていった。
8時半、さすがにここまで待ち、そして”出発”とこの”雨”という現実と格闘し続けてきたが、しかし、最後は時間に追われているという現実に打ち勝ち、雨の中へと飛び出していった。音を立てて打ち付ける雨、もう、脳裏は一昨日のことしかなく、不快な顔を浮かべながらも今日も距離を伸ばすべく漕ぎ出していた。しかし、こうして漕ぎ出し最初に向った先は近い。近いどころかわずか1kmほどしかなく、でも、それだけの距離でもすでに大雨に打たれ続けたほど全身は濡れていた。ちなみに向った先は”仙台藩陣屋跡” 。だが、こんなずぶ濡れの状態でその資料館に入るのも億劫であり、また、まだ時間的に開館もしてないだろうことから、外より覗き先を急ごうと思っていた。そんな気持ちで立寄ったこの資料館であったが、しかし、まだ開館1時間前にも関わらず「よかったら中にどうぞ!」と、すっかり入館は諦めて、せめてパンフレットだけでもと思い行った私に言ってくれた。規則だけに縛られない臨機応変なその対応に嬉しく、また感動し、それだけでも来てよかったなとも思ってしまうほどなのに、さらに係員はコーヒーまでご馳走してくれたりと、とても親切で、この雨での不快な気分が一気に吹っ飛び、気持ちよく中を見学した。ちなみに資料館内の方も予想以上に資料豊富で見応えあり、また面白く、急いでいたはずなのについつい1時間半もそこで魅入ってしまった。
仙台藩陣屋跡:幕末、ロシアの南下政策を警戒し、この北海道を諸藩に警備を幕府は命じていた。この白老地区から襟裳岬を経て先は国後、択捉島までを仙台藩が警備し、その中心となった陣屋を設けたのがこの白老であり、この陣屋であった。土塁や濠など城郭の様の大規模な陣屋で常時200人ほどの人達が警備していたと言う。

今朝から雨・・・
|

仙台藩白老元陣屋
|

雨はいよいよドシャ降り
|
もうさすがに小降りになったかな?そんな期待を胸に退館したのだが、外は「ザーザー」という激しい音をたて予想に反し降り続けていた。また館内へと戻りたいほどであったが、しかしキリがないだろうと自分に言い聞かせて、また雨の中へと漕ぎ始めるが、しかし、そのあまりの雨の激しさに出発した後悔がすぐに頭をよぎる。そんなときに目に入ったのが巨大な東屋であり、考える間もなく体は自然にその東屋へと吸い込まれていった。「参った・・・」、そう呟き、眉をひそめながら雨をただ眺めているしかない。せめて小雨になってくれとただ祈るしかないのだが、しかし、雨はさらに激しさを増し、物凄い音と共に降り続ける。まさにドシャ降りという雨であり、今、外へ飛び出したものなら、水中へと入るようなものであった。そんな状態でとても出発する気にはもちろんなれず、読書、続いてお手紙タイムと時間を潰しながら、天気の回復を待つが、しかしそのドシャ降りは一向に治まる気配はなかった。

あまりの雨に・・・
|

絵葉書タイム・・・
|

ようやく出発・陣屋跡
|
昼もいつの間にか周り、空腹を堪えながら耐える。時間だけが流れ、そして気持ちは焦るが、しかし、焦るばかりでどうしようもなく、終いにはその焦りもなくなり、諦め、いや、こういう日もしかたがないという気持ちに変わっていき、そしてそんな時間も有効に頑張ろうと、手紙に書きに没頭し始め、調子も出だした頃、空が少しずつ明るくなりはじめ、徐々に小雨へと移り出す。しかし、行ける!とはもう思わなかった。先ほどの気持ちならこの間を逃すことなく飛び出していったのだが、しかし、今は手紙書きに没頭し、勢いまでついているだけに、そこから離れることが考えられず、さらに集中し取り組んでいた。
14時に近い時間だっただろうか、雨はさらに勢いを劣らせ、その衰えを見て、もう最後は渋々の出発準備。さっきまで、あれほど小雨になれ!と祈っていたのにが嘘のようであり、それもこの勢いついた手紙書きのせいだろうが、しかし、やはり”漕げる”ということが嬉しく、手紙中断は寂しさこそ感じるほどであったが、しかし、ひとり笑みを溢しながら雨上がり、明るくなり始めた外の世界へと漕ぎ出していった。
さすがに雨上りは気持ちがいい♪空気も澄み何もかもが美しく輝いて見える。これがあるからこそ雨も好きだ。雨上りにはそうさえ思ってしまうのだが、しかし、実際に雨に打たれているときは、その辛さ、苦しみに頭を抱えているのが現実なのだが、こうして上がってしまえば、それも過去の話。今はその雨上りを堪能しながら、気持ちよく距離を延ばし、そして夕方前には室蘭の町へと入っていった。そしてまず向った先は、その海に突き出た室蘭の南端、地球岬である。ここも思い出深いところのひとつで襟裳岬同様に今回もどうしても行っておきたかったところのひとつであった。でも、何か思い出の出来事があった訳ではない。それどころか、どんなところだったかも薄覚えであったが、しかし、その灯台だけははっきりと覚えていた。いや、覚えていたどころか毎日その灯台を見ている。もしかしたらもう気付いた人もいるかもしれないが、このHPのトップページの絵柄がこの灯台であり、またこのページのタイトル部にも使われている。見栄えがよかったからという理由でただ選んだ灯台なのだが、今となっては愛着も強く、それを今間近で見れるとあって嬉しくて堪らない。よく、私に会いに来てくれた人は「芸能人に会えたみたい!」といってくれるが、しかし、今日は私がその芸能人に会う気分であり、そのトップページの本物に再会するべく、自転車を地球岬に向けて漕ぎ進めていた。

トップページだぁ〜♪
|
目の前は壁。近づけば近づくほど壁である。実際は坂であるはずなのに、しかし私には壁にしか見えないほどその岬へと続く坂は迫り、襲い掛かってきていた。なんだこれは!坂じゃない!など叫びながらも坂へと立ち向かっていくのだが、でも、その激坂だけに距離の方はそれほど長くなく、終わってみれば、逆に気持ちのよい達成感ある坂でもあり、そこを抜けてもう一分張り坂を漕ぎあがると、そこは懐かしの地球岬。懐かしの友に会うような緊張の面持ちで階段を一歩一歩のぼり、そして現れた灯台、その懐かしさに抱きつきたいほどであり、また変わらぬその姿にもホッとし、しばらく思い出のその灯台を見つめ、そして、今のトップページを思い出し、さらには旅を思い出し、今までの道程を灯台と共に振り返っていた。
地球岬、曇り空ではあったが、展望の方は悪くなく函館方面には駒ケ岳、北を見れば有珠山、昭和新山等も見ることが出来、そしてその中でも特に目を奪われたの雲の隙間から照らす夕日であった。「めちゃめちゃ綺麗ですね〜」と、展望台で共にしたライダーや旅行者の方と声を溢し合いながらしばらく時間を忘れて魅入っていたのだが、しかし日が完全に沈むまでここにいる訳には行かない。まだ移動しなければならなく、さらには寝床も探さなければならない。この美しい展望から、また移り行く夕日から目を離すことは悔しくてならなかったが、仕方なく後にし、坂をまた市街に向けて下っていった。

都丸さんと再会!
|

そして宴会へ♪
|
なんとか日没前に駅近くに運動公園に野宿場所を見つけて、後は日没までのんびり公園のベンチで蚊と戦いながらも日記の更新に励みながら、時が経つのは待った。その待ったというのはある人を待っていたのだ。もう、2ヶ月以上前のことだろうか、群馬県は三国峠付近で2度ほどお会いした”都丸”さん。あの時はまだ普通の会社員と旅人との出会いであったが、今回は同じ旅人、さらにはチャリダーとしての再会である。でも、本当ならルート的に会うことは出来なかったのだが、しかしわざわざ輪行し、今夜この室蘭へと来てくれることになったのだ。そして19時過ぎ、駅にて無事に再会♪前回、2度ほどちょこっと会っただけであったが、もう不思議と昔からの友のように分ち合い、一緒に自炊し、宴会、その時間は、ほんとまだ会って延べ数時間の友とはとても思えないほど落ち着き、また盛り上がり、時間はあっという間に流れ、ほろ酔い気分で23時ごろ就寝した。
|
※この日記の写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
|
| ★今日のお食事♪ |
| ・朝食 : |
ごはん・知床シャケフライ・味噌汁
|
| ・昼食 : |
パン・コンビニ弁当 |
| ・夕食 : |
ごはん・コンソメスープ(豚肉・小松菜入り)・鳥の照り焼き・鳥のから揚げ・つまみ各種
|
|